開脚前屈が(それなりに)できるようになるコツ

開脚前屈ができない理由で、開脚ができない原因は内転筋が固いこと、前屈ができない原因は骨盤が後傾しているからとお伝えしました。

開脚前屈はヨガでいうと【ウパヴィシュタ・コナーサナ】 真向法では第3体操に当たります。 真向法に関する記事はこちら ...

では、どうすれば開脚前屈が(それなりに)できるようになるのでしょうか?

(それなりに)

としたのは、わたし自身「それなりに開脚前屈ができるようになったから」です(笑)

大変お恥ずかしい話ですが真向法を始めてすぐの頃(2013年1月頃)、背もたれがないと足を伸ばして座ることができませんでした。

お腹がプルプルするのです。
真向法第2と第3運動をする時は必ず壁にもたれて行っていました。

ほぼ1年前(2013年1月頃)わたしは長座前屈ができませんでした。 身体を前へ曲げる(前屈)以前に、背もたれなしで足を伸ばして座る(長座)...

2014年9月現在、おかげさまで背もたれなしで座れるようになりました。
足も広げられるようになりました。

「タコのような軟体動物」レベルはまだまだですが、90度(直角)ぐらいだと楽に広げられるようになりました。

前屈も背骨や背中からまーるく曲がるのではなく、股関節から折り曲げることを意識してできるようになりました。
しかし床にお腹がつくのはまだまだです(笑)

現在進行形で開脚前屈完成形を目指しております。

余談が長くなりました。
そろそろ本題にまいります。

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開脚前屈ができるようになるコツ

  1. 開脚して座ると不安定な場合、壁にもたれることで後傾した骨盤を立てることができます。
  2. 脚が広がらない人は内転筋をゆるめるストレッチを行います。
  3. 前屈ができない人はハムストリングスを伸ばすことを意識します。

かなりざっくり言うと、骨盤周り全体(おしり含む)から太もも全体(特に太もも裏側と太ももの内側・付け根部分を意識)をゆったり動かすようにすると良いかと思います。

ハムストリングスと内転筋ってどこ?

開脚前屈はヨガでいうと【ウパヴィシュタ・コナーサナ】 真向法では第3体操に当たります。 真向法に関する記事はこちら ...

開脚前屈を行う注意点

  • やり始めは特に無理をしない。
  • 痛みを我慢しない。
  • 壁にもたれた状態で開脚前屈を行う。
  • 反動はつけないように行う。

開脚すると安定して座れない場合:骨盤を立てる

開脚したとき不安定な感じがする(たとえばお腹がプルプルするなど)場合は壁にもたれます。
お尻を壁に差し込むようにして座ります。

壁を使わない場合は、座布団を敷いてお尻の高さを上げて開脚します。

開脚ができない:内転筋をほぐすストレッチ

脚が広がらない、開脚ができない人は太ももの内側、足の付け根を意識する。
寝転がった状態で「あぐらをかく」イメージです。

  1. あおむけに床へ寝転がる
  2. 両膝を軽く曲げて、足裏をあわせる
  3. 足裏を合わせたまま踵をおしりへ引き寄せる。
  4. 股関節の左右が大きく開いた状態をキープ。
  5. 10~15秒を3セットぐらい。

腰はそらさないように注意。
できれば膝は床に近いほうが良い。

内転筋をほぐすストレッチ参考図書

どんどん若返るストレッチ&ヨガ (日経BPムック 日経ヘルス別冊)」の「1日1ポーズ『股関節ストレッチ30日カレンダー』」(P22~)より、2日目の「股関節開きストレッチ(内転筋ストレッチ)」を参照させていただきました。

「どんどん若返るストレッチ&ヨガ」では1分間キープの3セットとなっています。
慣れないうちは10秒~15秒程度の短時間キープをたくさんやるほうがやりやすいと思いましたので、そのように表記しました。

身体が前へ曲がらない(前屈できない):ハムストリングスを伸ばすストレッチ

身体が前へ曲がらない(前屈できない)人は太ももの裏を伸ばすよう意識する。

  1. 両膝を立てて床へ寝転がる。
  2. 左足をもち上げ(両手で左脚のふくらはぎを持つ)、頭の方へ近づける
  3. 右側も同様に。10~15秒ずつ3セットぐらい

腰は床から離れないよう注意。
息が止まらないよう注意。

ハムストリングスのストレッチは床へ寝転がる時、足は伸ばします。
片足を上げるとき辛い場合は膝を立てても良いと書いてあった(上記写真赤枠参照)ので、このように表記しています。

ハムストリングスを伸ばすストレッチ参考図書

どんどん若返るストレッチ&ヨガ (日経BPムック 日経ヘルス別冊)」の「1日1ポーズ『股関節ストレッチ30日カレンダー』」(P22~)より、7日目の「もも裏伸ばしストレッチ(ハムストリングストレッチ)」を参照させていただきました。

「どんどん若返るストレッチ&ヨガ」では30秒キープの3セットとなっています。
慣れないうちは10秒~15秒程度の短時間キープをたくさんやるほうがやりやすいと思いましたので、そのように表記しました。

開脚前屈が(それなりに)できるようになるコツのまとめ

安定して座りにくい、お腹がプルプルする

背もたれを使って骨盤を立てる

足を広げにくい(開脚できない)

太もも内側(内転筋)をほぐす

身体を前へ曲げにくい(前屈できない)

太もも裏側(ハムストリングス)を伸ばす

つまり骨盤周り全体~太もも全体をほぐす、柔らかくすると開脚前屈がやりやすくなります

もっと曲げられるようになりたいと無理に足を広げたり、反動をつけて前屈するのは禁物です。
体を痛めてしまいます(わたしも経験済み)。

完成を焦らないよう、やさしくやさしく行うようにしてください。

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コメント

  1. Haru より:

    開脚前屈については、私も色々試行錯誤しました。
    人によるのだとは思いますが、私の場合は、
    以下の体操が有効でした。

    ・開脚で側屈して(↓こんなイメージ)腕をクロールみたいにくるくる回す×10回くらい×両側×2〜3セット
    http://www.santeplus.jp/img/02_p15.jpg

    開脚での側屈は、膝を曲げて行うとラクです。
    (メディカル・ストレッチングの応用)

    張るのが内転筋であっても、制約は他の場所であることもありそうです。
    私の場合は、中殿筋が固かったので、ほぐしたら
    自然と体が前に倒れていきました。

    • ひー より:

      Haru 様
      コメントありがとうございます~!

      なるほど!
      今のわたしには、足を伸ばした状態の側屈は厳しいので、メディカルストレッチングの応用バージョンならできそうですね!

      ありがとうございます^^

  2. ともあき より:

    現在、開脚ストレッチを行ってます。
    60度位しか出来なかったのですが
    20日毎日風呂上がりに頑張って80度位まで来ました。

    今もストレッチ行ってますでしょうか?

  3. まな より:

    はじめまして。
    真向法を半年間家でお風呂上がりに三回しているのですが、手が足の爪先に触れるまで位しかなってません。人それぞれだと思いますがどれくらいの期間で前屈したとき両肘がベターと付くようになりましたか?